二週に1回木曜日は必ず麻布十番へゆく。
そういった関わり方で物事のスタートから軌道に乗るまで伴走したことは何にも代えがたく、お仕事を通して「お香」という世界と「香雅堂のご夫婦」との縁に導かれた二年半。
OKO CROSSINGという「オープン・フェア・スロー」を掲げるプラットフォームを設定するにあたり、香雅堂の真理子さんは、昔パリで行われていた”サロン”を一つの例として挙げられたが、200年の伝統を系譜に持つ香道具専門店に集い、異業種の方々と議論することは、その”サロン”さながらだったようにも思う。

プロジェクトの旗揚げであるOKO LIFEは、生活リズムを崩さず楽しむ方法として「サブスクリプション型」となった。
当時は、様々な理由で教室や店舗に通えない方に向けたが、ローンチして間もなくコロナ禍となり、期せずしてステイホームは“様々な理由“の一つに加わった。
香道と聞くと敷居が高く、事実、香雅堂の店舗もそう思われることは少なくない。
OKO LIFEのパッケージは、息抜きにチョコレートを味わう感覚で楽しめるよう、板チョコ形状を採用。
食品同様に全成分を記載したことは、業界に携わる香雅堂さんの大きな挑戦だ。

良きお付き合いが続く香雅堂の悠介さんから光栄なことに寄稿を頂いたのでご紹介させていただきます。

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「お香の定期便」としての総合的な体験をお楽しみいただく為に、お香のパッケージにはじまり、WEBサイト・リーフレット・香立、様々なデザインをしていただきました。それらのすべてに「自分たちの100%納得したものだ！」といま振り返っても思えることは、とても幸せなことです。目に見える結果としてのデザインはもちろんですが、それと同じくらいプロセスを大切にしていただいたことの現れだと感じています。特に浅井さんとはプライベート面でも驚くほどの偶然・ご縁があり、これからもお香の世界をオープンにしていくべくお力をお借りしたいと思っています。