The PRESS10「へそ」
自ら企画・発行しているオウンドメディア「The PRESS」。2015年に創刊し毎回テーマを設定しながらビジュアル、執筆、印刷、製本などチャレンジを重ねている。時代や状況を反映させながら形にすることでhesoができることを伝えるPRツールであり、ムードや考えを発信するクリエイティブなアクションである。
10号は法人化10周年を迎えリニューアルしたWEBと通し、「へそ」を特集。今号のカレンダーは「フォーチューンカレンダー」と題し、めくって占うおみくじカレンダーを作成。
制作風景はSTUDIOから https://heso-cha.com/studio
Year : 2023
Publication : heso inc.
Special Thanks : AKAONI , Yoshimi Sugawara
レーザープリンターで印刷した線の上に箔シートを置いて熱を加えると、印字部分に箔が張り付いて簡易箔印刷ができることを発見したのは、メンバー浅井の30歳の誕生日カードを作ったとき(・・・つまりは10年前)。
そんな昔の記憶を掘り起こして、大量発注してしまった箔のロールをさばく案を考えた。
箔シートをくっつけたままの状態で、剥がして仕上げてもらうことを思いつくと、ならばモチーフを何種か用意して、何が届くかわからないおみくじみたいな仕様がいいかも、とイモズル式にアイデアが湧いてくる。
ゆる〜い7つのイラストを七福神zine(しちふくじん)と称し、独自に作ったひとこと占いを添えて親父ギャグ万歳でお届けした。
そんな昔の記憶を掘り起こして、大量発注してしまった箔のロールをさばく案を考えた。
箔シートをくっつけたままの状態で、剥がして仕上げてもらうことを思いつくと、ならばモチーフを何種か用意して、何が届くかわからないおみくじみたいな仕様がいいかも、とイモズル式にアイデアが湧いてくる。
ゆる〜い7つのイラストを七福神zine(しちふくじん)と称し、独自に作ったひとこと占いを添えて親父ギャグ万歳でお届けした。
"作った"というより"現れた"という感覚に近い。
プリント生地のアーカイブ、何度も試作した生地、捨ててしまいそうな小さな端切れさえも残してきた。
それらをかき集め縫い合わせて「へそ」ができた。
生地の一つ一つにストーリーがあって、それぞれが隣り合って縫い合わされていく。
その過程の積み重ねが大きな渦となって現れた。
そこに現れた「へそ」とここからまたつきあっていくような、育てていくような愛おしい気持ちで今いる。
尾野由佳 SOAK / Product Design
10号「COVER STORY」より
プリント生地のアーカイブ、何度も試作した生地、捨ててしまいそうな小さな端切れさえも残してきた。
それらをかき集め縫い合わせて「へそ」ができた。
生地の一つ一つにストーリーがあって、それぞれが隣り合って縫い合わされていく。
その過程の積み重ねが大きな渦となって現れた。
そこに現れた「へそ」とここからまたつきあっていくような、育てていくような愛おしい気持ちで今いる。
尾野由佳 SOAK / Product Design
10号「COVER STORY」より