heso inc.|株式会社ヘソ

マツキヨココカラ&カンパニー ユニフォームデザイン

ドラッグストアのマツモトキヨシとココカラファインで着用する新たなユニフォームを、マツキヨココカラのブランディングを手掛けるインターブランドジャパンのディレクションの元、デザイン制作を行なった。

年齢、体型、国籍など、多様なスタッフの個性を活かすため、あえて男性と女性のアイテムを分けずジェンダレスなユニフォームを制作。ドラッグストアの特徴として、薬剤師や医療に携わる資格者もいるため、4種のユニフォームをストアごとに提案。差別化させることで役職の異なるスタッフがいることを周知しやすくした。

アクティブでスポーティー、ポジティブに働くスタッフの姿にフィットするユニフォームが完成した。

Data : 2023
Client:MatsukiyoCocokara&Co.
Creative Direction : Interbrand Japan
Design Direction : heso inc.(ChikaSuto /ShokoAsai /YuukaOno)
Manufacturing Company:Midorianzen Co.,Ltd/SELERY

Photography : bird and insect
Hairmake : Chiho Hatae 
Model : Graham/Sakurako/Koshin/Yukari

3500店舗のユニフォーム

マツモトキヨシの新ブランディング店舗が全国各地に誕生している。マツモトキヨシの「マ」をシンボリックに用いたスクエア型の新ロゴが象徴的な店舗だ。その新店舗で着るユニフォームを制作した。
同時に、マツモトキヨシとココカラファインの会社の体制が合併し、マツモトキヨシの既存店舗とココカラファイン、両店共通で着るユニフォームも必要だった。マツキヨ新店舗とは別のものを検討することが課題となった。それに加え、アジアなど海外のフラッグシップショップでも着用され、総合すると3500店以上ものスタッフが着用するユニフォームとなった。
大規模なユニフォーム開発はたくさんの企業が生産背景を支え、コンセプト設計からパターンデザイン、生産の手配、生地や付属品の用意、輸送に関わるまで、役割ごとに力を集結させて生み出されている。
突き抜けているか?

キーになる考え方は、ドラッグストアのユニフォームらしさから逸脱することだった。マツモトキヨシが掲げるブランドコンセプト「“突き抜けた発想”で革新をもたらす」をインプットし、驚きや楽しさを与えるユニフォームにすることを目標にアイデアをスタートさせた。
まず、実際に着用する従業員にヒアリングをしていくと、スタッフは私たちの想像以上にたくさんの仕事道具を持ち歩いていることを知った。文房具やカッターだけではなく、商品管理の端末もなかなかかさばるものだった。
とにかく荷物がはいって、アイコンになるようなユニフォーム。ベストのようなエプロンのようなバッグのような、既存ユニフォームにカテゴライズされないようなオリジナルアイテムを提案した。
アクティブにTシャツやスウェットと組み合わせたスタイリングで、ファッションの楽しさをデザインに込めた。
ディティールに宿るブランドアイデンティティ

マツモトキヨシのカタカナロゴの斜めの角度は19°に決まっている。ユニフォームにも斜め19°の要素を取り入れたいと検討していた。ただ、ココカラファインでも着用することを考えなくてはいけない。そこでユニフォーム内にダイレクトなグラフィック表現をいれるのではなく、各店のブランドアイデンティティーをデザインのポイントに利かせるため、印象的な切り替えや配色を提案した。
資格者のユニフォームは薬を扱う信頼を感じさせながらも、ユニークさとアクティブ感が欲しかった。
切り替え部分はポケットになっていてマチもあり、収容力とファッション性を兼ね備えたものになった。
ある日、街中で通勤途中のスタッフらしき方を見かけた。ユニフォームのまま街を歩く姿が都市に馴染み、着心地良いユニフォームだよ、と体現してくれているようで嬉しく感じた。