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瀬戸内国際芸術祭2022 葺田の森テラス

瀬戸内国際芸術祭にあわせて小豆島の福田にある福武ハウス内にオープンした施設、「葺田の森テラス」のロゴ、サインデザインを担当した。施設では小豆島の食材を取り入れたお弁当が販売され、風土の魅力をお弁当を通して伝えていた。食材1つ1つの取材に同行し地域を巡りながらリーフレットのデザインをまとめた。

Year : 2022
Client : Fukutake Foundation

Creative Direction : Chika Suto
Art Direction / Design : Minori Sawada

Food Direction : Kaori Yasuda
Photography : Tomoko Makiura(shimamoyou)

瀬戸内芸術祭にむけて準備真っ最中の2022年早春に、小豆島の福田という地域にある福武ハウスを訪ねた。福武ハウスと仕事は以前からしていたのだがコロナでなかなか叶わなかった小豆島訪問がついに念願叶った。
「葺田(ふきた)の森テラス」という施設のオープンにむけて集まったメンバーの一人である、お弁当を監修する安田花織さんとは東京の中央線のエリアを拠点にしているにも関わらず、小豆島で初対面。人は出会い方で距離が一気に近くなる。
福武ハウスの担当である神谷さん、李さん、そして安田さん3人のお弁当開発に立ち会いながら、福田の地域の文化や風土、歴史などを味や香り、色や形で伝えたいという思いがびしびし伝わってきて、気づいたら来島する前に用意していたリーフレットデザインをがらりと変えることになっていた。一見は百聞に如かず、という言葉の通り、体で感じる情報量は凄まじかった。
お弁当と同様に、私たちの手がけたグラフィックも、人の温かみや福田の魅力をぎっしり詰め込んだものになったように感じている。